2008年8月10日日曜日

五厘・・・

 皮肉なものだ・・・。

平和の祭典と云われる「五厘」。

そして、ロシアがグルジアを爆撃・・・。

新聞の一面はこの話題だったが・・・。

その新聞を見た数時間後、彼女は

「一人では決められないので、帰国

してから・・・」と、進退について語った

らしい。


 彼女の言った「一人では・・・」それが

総てであろう。そう、もう一人では決め

られないのだ。彼女の大好きな柔道さ

えも、現役を退くことさえも「一人」では

決められない「商品」なのだ。


 コクな事を言うようだが、結果は予想

を上回る「銅」だった。私は、彼女の勝

負は国内で決まっていたと思う「古い」

考えの持ち主だが、今回の五厘は「偽

りの絶対王者」として迎えた、初めての

大会だったように思える。更に、「色気

付いて」迎えた大会・・・。残念だが結果

が総てで、表彰式での彼女の表情が私

の「古い」考え方と同調して思えたのは

彼女自身が「偽り」で参加してしまった

「代償」は、これから高く付くと認識して

いるからだと・・・勝手に思った。


 「絶対王者」

私が知ってる限り、嘉納先生と木村先生

そして、山下先生しか思いつかない。

彼女もなりかけたがあのコメントを聞い

て「袖の下」を想像した私は、一気に冷

めてしまった。去り際を見失った老兵ほど

惨めなものはない・・・。国内の大会で「負

けた」時、潔く辞めていれば世代交代も

うまくいったように思える。だが、「一人」

では決められないのだ・・・


 残念だ。そして、ご苦労様でした。

0 件のコメント: